・2012年12月

桐生整形外科病院
桐生整形クリニック
幸の杜


医師紹介

門田 聡(もんでん さとし)医師
専門は一般外傷の手術から、北関東では扱うところが少ない足の外科を中心に診療しています。


足の外科について

「足の外科」は、一般的には馴染みの少ない分野ですが、膝関節より下の運動器(下腿・足関節・足部)を扱う外科です。スポーツ障害においては腰部、膝関節に次いで多い疾患ですが、足の外科を専門に行っている医師は整形外科でもまだまだ少ないのが実情です。具体的には足関節捻挫に伴う外傷・スポーツ障害、外反母趾、扁平足、陥入爪(巻き爪)などの治療を行っています。治療は足底板や生活指導などの保存的治療が中心ですが、どうしても治りにくい場合は手術的治療を行います。手術を行う場合は、術後のリハビリテーションもあわせて治療を行っていきます。


治療例:外反母趾

【外反母趾の保存的治療】

保存的治療として最も効果的なものは足底板(インソール)を使用した治療法です。大半の外反母趾の原因は足の横アーチがつぶれる事で発症します(開張足)。そこで足底板を用いて下から横アーチを持ち上げ、足の変形を矯正します。また軽度の外反母趾においては、足趾をよく動かす運動療法も効果があります。

【外反母趾の手術的治療】

保存的治療を行ってもなかなか症状が改善しない場合は、患者さんの希望も考慮して手術的治療を行います。外反母趾の手術法はこれまで100種類以上の報告があり、当院ではそのうちの数種類の手術法を、患者さんの年齢や活動性、外反母趾の変形の程度等に応じて選択しています。

外反母趾の手術の一例:Lapidus法

            術前                         術後




経歴

平成11年3月 群馬大学医学部卒業

平成11年4月 群馬大学医学部整形外科教室入局

平成16年4月 群馬中央総合病院整形外科

平成19年4月 東前橋整形外科足の外科センター

平成22年11月 桐生整形外科病院

日本整形外科学会専門医,医学博士.

日本足の外科学会評議員

専門: 外傷,足の外科,スポーツ整形外科

趣味: トライアスロン(ロングディスタンス)



主な学会発表

1)小児足関節外果分離骨(陳旧性剥離骨折)の治療経験.第36回日本整形外科スポーツ医学会,2010年9月.

2)距骨骨軟骨障害に対する鏡視下自家骨柱移植術の治療経験.第35回日本足の外科学会,2010年6月.

3)第4趾短縮症に対する早期退院への治療計画.第15回日本最小侵襲整形外科学会,2009年11月.

4)Os subfibulare.第1回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS),2009年6月.

5)Satoshi Monden, Atsushi Hasegawa, Hideo Noguchi et al.: A clinical study of chondral separated type of osteochondral  lesions of the ankle. 75th Annual Meeting of The American Academy of Orthopaedic Surgeons (AAOS), March, 2008.

6)Satoshi Monden, Atsushi Hasegawa, Hiroshi Yako et al.: Surgical treatment of talocalcaneal coalition. BritishOrthopaedic  Association/Japanese Orthopaedic Association Combined Congress, October, 2000.

主な論文・解説

1)Monden S, Hasegawa A, Takagishi K: A clinical study of chondral-separated types of osteochondral lesions of the talus.  Foot Ankle Int. 31: 124-130, 2010.

2)門田聡,長谷川惇:足関節外果分離骨(副骨)障害に対する鏡視下手術.整形外科最小侵襲手術ジャーナル(JMIOS)51: 41-45, 2009.

3)門田聡,長谷川惇,野口英雄ほか:舟状骨骨軟骨障害に対する治療経験.日本足の外科学会雑誌29: 69-74, 2008.

4)門田聡,長谷川惇:足関節に発生した軟骨下骨嚢腫.骨・関節・靭帯20: 937-940,2007.

5)門田 聡,長谷川 惇:三角骨障害.最新整形外科学体系18(下腿・足関節・足部),中山書店,2007年.